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農業経営研究会の活動  文;NKK初代会長 梶原 秀喜氏

●活動のきっかけ

農業経営研究会(NKK)は、平成5年に7名のたまねぎ農家で活動を始めました。
当時はまだ、パソコンを使った簿記は普及していませんでした。
平成3年頃、数人がパソコン簿記のソフト『ソリマチ」を買い求めたものの、簿記の知識が乏しいために記帳が滞っていました。また、当時は税申告も記帳を必要とする青色申告者が少なく、簿記の取り組みが進んでいなかったのです。
そこで、農業簿記の記帳を目的にパソコンを購入していた7人の侍?で、「農業経営研究会」を作りました。それは、同時に青色申告の始まりでもありました。

●活動の変遷
まず、眠っていた「ソリマチ」を利用することから取り組みました。簿記の仕組みがわからなくても、とにかくクミカンや現金取引の入力ができるように全員の勘定科目を統一し、取引の摘要文も150ほど作りました。
 そして、記帳につまずく度に、どのように仕訳すべきかマニュアルを作り、会員に周知してきました。お陰で挫折者を出さずに済んだのです。やがて、新たにメンバーが加わりましたが、各地区の役員が記帳の指導に当たっています。一年に数回、パソコンを持ち寄って講習会を開いたり、中学校のパソコン教室を借りて、決算の研修会を行っています。また、年一回の総会時には講師を招いて、記帳結果を基にした農業経営の研修会も開いています。

●これからの活動
市場価格の変動で毎年の農業所得の較差が大きく、さらに機械の投資が他地域より多いので、記帳で蓄積したデータを今後の営農に役立て、足腰の強い経営にしたいと考えています。
また、会員が持っているパソコンソフトを調べたところ、いくつかの表計算ソフトがありました。その中の一つを取り上げ、これまでの記帳結果の保管や分析のために、操作方法の研修会も計画しています。
それからもう一つ、健全な経営をするためには働きやすい環境づくりが必要です。経営研究会が中心となって、我が家の看板作りを始め、生活環境の整備を地域ぐるみで実践しようと呼びかけているところです。